Freelance Tech Life

フリーランス エンジニア、個人開発、プログラミング、ファブリケーション、電子工作

深セン訪問記 〜ニコ技深セン観察会のここが面白かった編〜

f:id:taiyop:20161227135829j:plain

2016年10月20日から30日まで、Maker Faire Shenzhenやニコ技深セン観察会に参加して、中国の電脳都市『深セン』を視察してきました。今回はただ深センにいくのではなく、ニコ技深セン観察会で深センに行くことでここが面白かった、という視点で感想などのまとめを書こうと思います。

ちなみにニコ技深セン観察会とは、チームラボの高須さんが主催する有志の深セン視察ツアーでして、今回で第6回目になります。私も去年(2015年)の7月くらいには知っていたのですが、有給(今年の1月までサラリーマンでした)の都合や別の予定とかぶっていたりで参加できていなかったのですが、今回はMaker Faire Shenzhenと連日で開催されるということや、その他の日程調整もうまくいったので無事参加することができました。

※別途、深セン訪問前の事前情報まとめ記事も書いています。ご興味ある方はこちらをご覧ください。
中国の電脳都市 深セン 行く前に知っておくと助かる事前情報まとめ - taiyopの雑多なブログ  

参加者が濃い人ばかりで面白い

まず一番に書きたいのが、参加者が皆エネルギッシュで濃い方ばかりだったことです。濃いけれど、皆それぞれ多様な分野で働いていて、深センに来た目的も視点も異なるので誰と話しても同じ違う話があるということです。どれだけ多様かというとこちらにも参加者一覧および訪問記まとめがあるのですが、それ以外にも今回の集まりでお会いした方々も含めると

  • DMM.make AKIBAに入居されている皆さんご存知のハードウェアベンチャーCerevoのメンバー。マーケティング担当者
  • Googleで働く日本人女性Developer
  • Cookpad CTO で、今は一休の技術顧問
  • Rubyの女神の異名やギークイベントで登壇・司会を多数行うエンジニア女優
  • スタートアップ支援企業のMistletoe社、某室長
  • お茶、ワインに詳しい茶葉仕入れのプロフェッショナル
  • ペンギンロボットを開発した女子大生クリエイター
  • 視覚をアップデートする、光るメガネをつくるMaker Faire Tokyo/Shenzhenの出展者
  • 同じく、Maker Faire Tokyo/Shenzhenに出展されていた、デカ顔ワークショップのデイリーポータルZメンバー
  • 今回色々とお世話になった三年以上中国に住むエンジニア(深セン準備編で書いた華強北の要所マップ提供者)
  • 元競馬の騎手で今はスポーツジムの方
  • 東大で中国経済研究をしている方
  • JETROで働く、同じく中国経済研究をしている方
  • 業務通販でおなじみ、アスクルの方
  • FileMakerの開発および講師の方

など、まだまだたくさんいるのですが実に多様な方々とお会いすることができました。 当然、知らない分野の話題もあるのですが、会話に混ざるだけで色々と学べたので、中国(特に深セン)を知る上でこれほど良い場はなかなかないんじゃないかなという印象でした。皆さん色々な交通手段で中国の深センに来られているので、そういった情報も一気に得られました。

視察にいける会社が面白い

今回、私が訪問した企業は下記の7つです。

ちなみに、この訪問企業へのアポ取りや日程調整、移動手段も全て高須さんが準備してくれました。改めてありがとうございました。 f:id:taiyop:20161227171039j:plain

どれも面白かったのですが、個人的に一番面白かったのは日本人の藤岡社長が経営するJENESISでした。 f:id:taiyop:20161025171211j:plain

というのも、今回訪問した中で唯一の日本人が運営する企業であり、日本人が中国で取引を行う上で知っておきたいことが聞きやすかったからです。 例えば、

  • 「中国での最低賃金はいくらか」
  • 「賃金はどれくらいの勢いで上がっているか」
  • 「中国人の文化性とは」
  • 「雇う基準などはどうしているか」
  • 「どういう顧客が多いか」
  • 「どういった事に満足度を持ってもらえるか」

などの事を教えてもらったのですが、これは本来自分で試行錯誤や失敗をしながらでないと得られない知識で、意外な回答もあって非常に学びのあるお話でした。ご教授ありがとうございました。

具体的な回答は大事な企業情報の一つだと思うので文章には残しませんが、知りたい人はぜひ次回のニコ技深セン観察会に参加して質問してみてください(笑) https://www.facebook.com/groups/ntshenzhen/?fref=ts

f:id:taiyop:20161025172624j:plain ※ お話を聞いている時の様子。この後、工場見学もさせていただきました。

中国の電脳街『華強北』の巡り方がかわる

中国の深センといえば、世界一の電脳街と言われる華強北だと思います。深センに来る方ならば皆いくだろうと思いますが、華強北は、日本の秋葉原よりも圧倒的に広く、似たようなビルもたくさんあれば裏路地のような所もあるため、とても一人で効率良く巡る事はできません。そもそも、見つけられない所がたくさんあります。

f:id:taiyop:20161227204859j:plain

こんな感じのビルがたくさん立っています。

f:id:taiyop:20161227210206j:plain

ビルの中に入ってもこんな感じです。しかもビル同士が繋がっていたりや上りしかないエスカレーターもあったりで、先ほどいたお店に戻れない事もありました。一期一会という言葉がふさわしい場所です。

今回のニコ技深セン観察会では以前にも深センに来た事ある方や、深セン在住の方に華強北を案内してもらえました。事前情報まとめに詳細を書いていますが、華強北の要所をまとめた概略図を頂けたので非常にうまく回れた気がします。

最後に

わりとあっさりした記事になりましたが、参加して良かったと思います。ニコ技深セン観察会の特性として、予定が急遽変わるなどありますが、深センに初めて行くにはタイミングを合わせて予定を立てるのがと良いんじゃないかなと思いました。

その他、深センで出会ったガジェット群まとめの記事等も考えているのでまた気分が向けば書こうと思いますが、今回はニコ技術深セン観察会のまとめということでこれにて締めたいと思います。

ご購読ありがとうございました。

オマケ

f:id:taiyop:20161227212843j:plain深センで出会った過激な描写の本です。人が鉄骨にささる描写もありましたが、『ちょっと見せられないよ!』な感じだったので軽めな描写のイラストのページを選んでいます。(笑)

中国の電脳都市 深セン 行く前に知っておくと助かる事前情報まとめ

深センに行った際、事前に知っておくと安心&便利だなぁと思うことが多々あったのでまとめておきました。

中国のインターネット規制について

中国では政府によるネット検閲システム『金盾(キンジュン)』によってインターネット情報が制限されています。 そのため、GmailGoogle検索、LINEやFacebook等を使いたい時はVPNを利用するか、中国国外のSIMを利用したデータローミングを使う2つの手法を取る必要があります。個人的には両方対応準備しておいた方がよいと思います。急ぎのときはSIMだけでも!

  • VPN

    • VPN Gate ( http://www.vpngate.net/ja/ )
      筑波大学及びSoftEtherが運営する無償の学術実験サービスです。VPNの設定でお金をかけたくない人はこちらの設定がおすすめです。スマートフォンからも利用設定できます。
    • 有料VPN お仕事で使うなど、もっと安定したVPNを準備しておきたい場合は有料のHIDE MY ASS!セカイVPNなどがメジャーです。
      ただし、この記事の下の方でも書いていますが、中国ではホテルやカフェのWIFIが非常に使いづらいです。個人的な感想では、正直使い物になりません。
      なので、仕事でやり取りなどがある場合はお金をかけてもSIMのテザリングを使うことを想定した方が良いと思います。その場合はVPNを使わなくてもFacebookGmailなどが利用できます。  ※新しい情報で、2016年の夏以降、中国の規制によるHMA(Hide My Ass)やPure VPN等の有名どころのVPNは規制されているようです。
  • 中国国外のSIM
     深センで使うSIMについては、以下の記事を参考にするのが良いと思います。
    shao.hateblo.jp

    私は今回の深セン訪問では『中国移動香港』のSIMを利用しました。データ通信専用SIMです。このSIMでは、VPNを使わなくてもFacebookGmailなど利用でき、ネット回線速度も快適でした。迷われた場合はこのSIMで良いでしょう。 4G(LTE)回線が使えて、テザリングもできました。


    ただし、中国国内でカフェのwifiや『滴適出行』のような配車サービスアプリを使うためには中国国内の電話番号が必要です。 +81xx-xxxx-xxxxや0xx-xxxx-xxxxのような日本の電話番号では使えません。
    中国国内での電話番号があるSIMを購入したい場合は下記をおすすめしますが、3G回線のみなのでインターネット回線の速度で不安面があります。

    4G(LTE)回線と通話の両方できるようにしたい場合は上記2つのsimを持つのが良いのかもしれません。
    (以前は中国移動香港simでデュアルナンバープリペイドsimなるものがあったらしいですが、今は販売終了しています。残念・・・・・。)

SIMだけ持っててもスマートフォンが中国の回線に対応していなければインターネットできない。

これも要注意なのですが、例えばXperiaなどの携帯では中国で使えない場合があります。これは対応周波数バンドというものが原因で、日本はFDD-LTE方式を主に対応しており、中国で使えるTD-LTE方式には対応が遅れていました。最近では対応した機種も出てきているようですが、出発前に早めに確認をしておいた方が良いと思います。iphoneについては、iphone6以降は対応しているようですが、iphone5s, 5c以下は対応していない(中国では使えない)と思います。必要に応じて準備しておいてください。これまた、以下の記事が参考になります。
shao.hateblo.jp
私は現地でxiaomi redmi pro(32gb)という機種を買いましたが、現地で買うのは大変なので事前に準備しておいた方が無難です。安く仕入れたいかつ、出発までまだ時間がある場合は中国で人気のECサイトaliexpressで買うのもありでしょう。1万ちょっとで買えるものもあります。xiaomi だとxiaomi 3 以上であれば十分快適なスペックのようです。 最新の機種だと正直、その辺のandroidスマートフォンより圧倒的にハイスペックです。(xiaomi redmi proではデュアルレンズで写真のぼかしもできました。)
時間がない、どうしても現地で買いたい場合は深センの華強北へ行くと良いでしょう。たくさん売っています。

駅を降りて目の前ぐらいに、たくさんスマートフォン売店がありました。(だいたい11時〜18時ごろまでが買い物時間の目安。)

※ただし、中国で販売されているスマートフォンの多くはGoogle Playが入っていないため、アプリのダウンロードが大変だったりします。その時にも中国移動香港simの通信が必要になりますのでご注意ください。香港から深センに来られる方は、香港で購入するのがベストです。

スタバなどのWIFIはほぼ使えない。(ホテルも使い勝手悪いかも)

こう書く理由は2つあります。1つは、電波が弱すぎて遅すぎること。もう1つは、WIFIを利用するためにはSMS認証をする必要があるからです。しかも、中国の電話番号のみです。日本の電話番号ではSMS認証はできません。中国でもSMSが使えるSIMを持っている場合はカフェのWIFIを利用できますが、私の場合は繋がったとしても回線が遅すぎて使い物になりませんでした。どの程度かはわかりませんが、ホテルでも中級以下のホテルではWIFIが遅かったという意見も頂いています。

http://i1.wp.com/erika-ueda.com/wp-content/uploads/2015/06/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%90%E3%81%AEwifi1.png?resize=577%2C1024
スターバックス認証画面 引用元:http://erika-ueda.com/archives/71

困ったときのWeChat(買い物、道を尋ねるなど)

旅行にいく際、英語がなんとか頑張っても中国語はあまり・・・という人は多いかと思います。私もその一人でした。もちろん、覚えようとはしましたよ?(笑)でも、付け焼き刃じゃあほとんど会話できないのが世の常。かといって中国はまだまだ英語で会話も出来ない人も多いです。話せない。困った。そんなときに活躍するのが中国で人気のSNSWeChat』です。

www.wechat.com

なぜWeChatを使えば解決するかというと、WeChatには文字の翻訳機能があるからです。

①メンバー追加(QRコード
f:id:taiyop:20161121190420p:plain:h250
②会話長押しでポップアップ表示
f:id:taiyop:20161121190452p:plain:h250
③翻訳
f:id:taiyop:20161121190457p:plain:h250

この機能を使うことで、ゆっくりではありますが会話が成立します。
f:id:taiyop:20161121190511p:plain:h250

中国では『Google Map』ではなく『AMAP』がおすすめ

まず最初に、中国ではGoogle Mapが使えません! 中国ってGoogle全般規制してるんです。そこでおすすめなのが、『高徳地図(通称 Amap)』です。
高德地图官方网站
百度地図(Baidu Map)も有名ですのでそちらでも良いかと思います。私は高徳地図を使いました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.baidu.BaiduMap&hl=ja

忘れずに出発前にダウンロードしておきましょう。

VISA, MasterCard, AMEX, JCBはほぼ使えないかも。銀聯は使えます。

VISA, MasterCard, AMEX, JCB。だいたい皆さんが持ってるクレジットカードはこのあたりではないでしょうか。しかし、残念ながら中国ではこれらのクレジットカードに対応していない店がまだまだあります。銀聯カードをつくるか、現金精算で対応しましょう。海外キャッシングできる設定にしたクレジットカードであれば、中国の銀行でキャッシングもできます。私は楽天プライムゴールドでキャッシング設定をして対応しました。(帰国後、振込払いで手数料抑えて支払ったので、中国国内で現金両替するより安かったです。)

移動は主に地下鉄。地下鉄カードを買いましょう。

深センではSuicaのようなICカードとして『深セン通』というのがあります。これを使えば、改札を簡単に通れます。地下鉄はよく使うのでこれも現地についたら購入しておくと良いでしょう。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/91/fc1b28532d795b96a8ab0f23da289d3a.jpg
引用元:深セン通カードのお金の補充について - 吃飯了没有?

地下鉄は下記マップを参照ください。

http://www.mahooshanghai.com/all/shanghai/shoukai/shenzhenditu.jpg
引用元:中国交通機関情報 - シンセン(深圳)最新地下鉄路線図(深圳地铁路线图)

深圳宝安国際空港から福田まではいわゆる快速列車のようなものなのでだいたい40分くらいあればいけます。香港から深センに入る際の羅湖駅から福田までもだいたい30分〜40分くらいだった気がします。ここは普通列車みたいな速度です。ご参考までに。

中国でUberのような配車サービスを使いたい方は『滴滴出行』がおすすめ。

少しマニアックな情報ですが、Uberというのは、一般市民がタクシー運転手となる配車サービスのことです。 Uberは私が深センに行ったときはまだ利用できたようですが、滴滴出行に現在買収されています。

中国では国内シェア70%以上といわれる『滴滴出行』というサービスが代わりにありますので、利用するならそちらが良いでしょう。ニコ技深セン観察会では推奨されておりませんでしたが、Uberに慣れている方で利用体験してみたい方はありかと思います。

滴滴出行』は下記リンクからアクセス、インストールできます。現時点では、ios版はapp storeからインストールでき、android版は下記サイトよりapkファイルをダウンロードしてインストールする仕組みでの提供のようです。
http://d.xiaojukeji.com/

タクシー代わりに移動手段として利用できて、料金もタクシーより安く、目的地をスマホアプリの地図で事前に共有できる点がすばらしいです。その国の言葉が話せなくても比較的正確に目的地に連れて行ってもらえるというのは、大きな利点ですよね。

ただし、このサービスを利用するためには中国国内の電話番号を持っている必要があります。 81xx-xxxx-xxxxや0xx-xxxx-xxxxのような日本の電話番号では使えません。 利用したい方は、中国国内の電話番号をもらえるSIMを購入しておきましょう。

Airbnb深センでも使える。

今回、私は全泊Airbnbの宿に宿泊しました。10日間のうち、3箇所の宿をお借りしたのですが、十分休める宿でした。インターネット回線は全て使い物にならない速度&安定性でしたが。泊まる前に、WeChatでやり取りしたいといえば、当日の連絡も非常にスムーズです。中国人はWeChatの対応がすごく早い印象でした。

Airbnbもクーポンがありますが、現在は¥8000以上の最初の旅行をすると¥3500のクーポンが貰える仕組みなので、少し敷居が高くなってきていますが、一応リンクを貼っておきます。
www.airbnb.jp

華強北の要所地図

このマップは第6回ニコ技深セン観察会でお会いした英昭さん(シンセン在住エンジニアのブログ )から掲載許可を頂き載せています。

初めて訪問する際にこれほど有り難いマップはないので、もし利用者でお会いした方がいればぜひお礼をお伝え下さい。私も本当に助けられました。ありがとうございます。

f:id:taiyop:20161128092052j:plain

最後に

単なる観光ではなく、何かしら目的を持って初めて深センに行こうと思う方は高須正和さん主催のニコ技深セン観察会に参加するのが一番かと思います。主観的な意見になりますが、深センに関心を持つ人はたいてい、電子工作やハードウェアものづくりに関心がある人、または中国を様々な目線で深く学んでいる人です。そんな人と一緒に巡るのは、一人で訪問するよりも深い学びがあると思います。興味がある人は、『ニコ技深セン観察会』で検索してみてください。

ch.nicovideo.jp

また、中国ではルールや交通情報等の変化が激しいのでここで書いた情報とは異なっている場合もあります。他の記事も確認して事前準備してみてください。

Rubyistのための英語勉強会 西脇・神戸.rbに参加してきました!

兵庫県Rubyコミュニティ 西脇・神戸.rb の勉強会に参加してきました。 nishiwaki-koberb.doorkeeper.jp

今回は14名が参加され、常連から初めて参加された方までたくさんいました。 f:id:taiyop:20150905090752j:plain ※会場は神戸市東灘区にあるNilquibeというコワーキングスペースです。

何をしたか

英語で何に困っているかやなぜ英語を学びたいかを共有・議論しながらの実践練習をしました。 プログラマーならではの悩みや学習意欲を共有し、実践練習をして皆で英語力を上げようという感じです。

目次

英語の実力テスト

参加者は事前にアンケートで行われた自己申告制の実力評価をしていました。

しかし、

司会の@jnchitoさん
「まずは自己申告の実力と実際の実力が同じかテストしてみましょう。」

抜き打ちテストがありました。
weblioの英語問題集を使ったテストでした。
見栄張った方からすれば肩ガクガクな展開です。 (そんな人はいませんでしたがw) uwl.weblio.jp

実はコレ、個人的にはかなり難しかったです。 私の診断結果はレベル9でした! f:id:taiyop:20150829134721p:plain

正解を振り返ると、結構もったいないミスもあって英語感鈍ってるなーって感じでした・・・・。

英語で困っている事例やなぜ英語を学びたいか

抜き打ちテスト後は、皆で英語で困ってること・英語を学びたい理由を共有しました。 こんな感じのがあがっていました。

  • githubのREADMEやWikiを読むのがつらい。うまく流し読みが出来ず、時間がかかる。
  • OSSにコミットしたい。
  • 英語のジョークを理解したい。
  • 映画を字幕なしでみたい。
  • git commit logを書くときに悩む。分かりやすく書きたい。
  • エラーログを誤読してしまう。
  • 変数名悩む。
  • gitを「ジット」と言われた時に訂正しづらい。
  • 外国人プログラマーと会話したい。
  • 海外カンファレンスに参加したい。

自分も同じ悩みがあったりするので、「確かにそうだなー」という事ばかりでした。

良い英語の学びかた

Nilquibeを運営している@ymotoさんがスライド形式で教えてくれました。
(ちなみに@ymotoさんはweblioの抜き打ちテストで13点でした。)

HOW TO BUILD VOCABULARY f:id:taiyop:20150905220158p:plain

IT技術書を読むなら少なくとも6000語、新聞・雑誌・小説を読むなら12000語は必要とのことでした。
ちなみに教えてもらった学習方法で一番行いたいと思ったのが英英辞書です。
フィリピン留学をした事のある友人から「向こうでは英英翻訳で勉強していた」というのを聞いた事があり、 英語力の高い人は結構この勉強法を使っている印象です。

ダメなことは「本だけを使って覚えること」だそうです。 耳から覚えるのが大事で、本だけだと会話や聞き取りにつながらないためです。 書くときは英文チェッカーのようなものを使えば良いとのこと。仰る通りです!

ちなみに英英辞書には下記のようなものがあるそうです。
※母国語の使う辞書を使うのではなく、外国人向けの英英辞書を使うのが良いとのこと!

その他、英単語の画像検索もやってみたいと思いました。
英語で画像検索すれば、イメージで英語を覚えられるので頭に残りやすくなるからとか!

ただし、

@ymotoさん「エログロ画像が出てきたりするので注意!!」だそうです。(笑
画像検索を使おうと思う方はうまく直感を働かせなければなりません。

実践ワークショップ

今回のワークショップではRubyist ConnectGithub Issueに取り組みました。 ※Rubyist Connectとは、Rubyistをつなげるコミュニティプラットフォームです。
開発をしながらコミットログの英語の書き方や変数名、メソッド名などを考えていきました。

取り組んだIssueはこれです。
メールアドレスを登録して、新しいメンバーの通知を受け取るようにしたい

ここではプロフィール登録をしたときにメール通知が来るという仕様でしたので、次の2つに分けて取り組んでみました。

  • 『メール通知を受け取るかどうか選択できる機能』
  • 『メール通知を受け取る設定の人ならば、新規Rubyist紹介の通知がくる』

最終的にはこんな感じになりました。
(最終的には更にリファクタリングされていますが。)

if @user.first_active?
  target_users = User.where(new_user_notification_enabled: true).where.not(id: @user.id)
  NotificationMailer.new_user_notification(target_users, @user).deliver_now
end

まず、『メール通知を受け取るかどうか選択できる機能』の開発で『new_user_notification_enabled』というカラムを追加しました。
メール通知を受け取るかどうかのフラグ情報を格納する所です。

カラム名には、他にも以下のような案が上がっていました。

  • enable_new_user_notification
  • require_email_notification
  • new_user_subscription
  • new_user_notificatable

subscription -購読- は個人的には良い案だなと聞いて思ったのですが、購読というには大げさな表現でメール通知するかどうかのための名前としては適切でないということで不採用でした。
enable_new_user_notificationやrequire_email_notificationだと動詞から始まっているのがメソッド名と同じ書き方で誤解を生みやすいということでこれらも不採用でした。
結果として、妥当なのが『new_user_notification_enabled』でした。

次に、『ユーザーがプロフィール登録されたら』という判別条件も英語で考えてみました。 これは英語というよりもドメインについての議論の方が難しく、例えば

  • ユーザーが初めて自己紹介をしたら?
  • ユーザーがアクティブになれば?

のどちらが良いかという議論がありました。
現在の処理をそのまま表すには「初めて自己紹介をしたら?」というのが正しいです。
しかし、「自己紹介を書いたら新規ユーザー通知される」というのは現時点の仕様での判別条件なので、今後は例えば「5人フォローしたら」などにチェック条件が変わる可能性があり、その際はメソッド名も変更しないといけなくなります。
ですのでここでは先々の変更も考慮して、条件の抽象度を上げて「アクティブになれば?」が採用されました。
(だいたいこんな流れで決まっていたような気がします。)

こんな感じで実践ワークショップをしていたのですが、同じ問題でも考えのプロセスがそれぞれなので聞いたり議論したりがすごく楽しかったです。考え方の視野が広がる感じでした。

ビアバッシュ懇親会

勉強会の後は皆でビアバッシュでした。
ビアバッシュでは普段聞かないプライベートな事も聞けたり話したり出来てこれもまた楽しい時間を過ごせました!

まとめ

西脇・神戸.rbでは初めての英語勉強会だったのですが、参加して良かったという感じです。
とても楽しめました!
今年に入ってからコードを書く量が群と減っており、趣味ではペンタブでのお絵描きやモデリングなどに手を出してしまっているのでプログラミングを書けていませんでした。
勉強会に行く事でプログラミングスキルの向上が出来るので個人的にはとてもいい機会をいただいているという感じです!
西脇・神戸.rbには2年は継続して参加しているのですが、未だに有意義だと思えるのはすごいなという感じです。

次は10/10,11のRubyプログラミングキャンプです。 nishiwaki-koberb.doorkeeper.jp

ここでは趣味プログラミングで作っているサービスの開発をする予定です。
まだ1名枠が空いているので、ご興味のある方はぜひ参加してみてくださいー!