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資本主義から価値主義への転換は変化を起こすが格差をなくすわけではない

最近特に目にすることになった「お金2.0」という本に関する書評を見て、思うことがあったので書きました。
( 本の内容ではなく、書評等を読んで思ったことですので、本とはまた違う議題になっていると思います。)

お金2.0とは

SPIKEという決済プラットフォームを運営するメタップス創業者が書いた、資本主義から価値主義への転換について書いた本のタイトルです。 社会の変革に興味があったり変革を起こすための行動をしている経営者やビジネスマンほど高く評価している気がします。

http://amzn.to/2m4RX6a

内容については下記記事とamazonの書評など見れば概要がざっくり把握できるかと思います。 (でも今回の記事に感心を持った方は一次情報(2.0の本)も目を通しておいた方が良いです)

www.houdoukyoku.jp

ytsn.hatenablog.com

資本主義から価値主義

  • 資本主義

実用性や有益性といった価値を重視したもの

  • 価値主義

「共感」や「感謝」といった、内面的な「価値」も評価されるようになり、全体としては実用性といった価値がこれまでより低くなる。(価値の分散)

ベーシックインカムによって最低限の生活が保証されれば、より価値主義への転換は加速すると思います。

価値主義は先進国から変化して後進国は遅れる

例外もあると思います。ただ、後進国ではどうしても食料問題や生活水準の問題が残っているので、実用性や有益性が最優先されると思います。

逆に先進国では生きる上での心配が消えてくるので、内面的な価値が評価されやすくなります。

格差は消えない

人や企業同士の力の格差は変わりますが、力や豊かさなどの格差そのものは消えません。 格差の減少や下克上などは起こるでしょうが、格差自体がなくなるわけではないです。

ベーシックインカムも格差をなくしてくれるわけではないです。 むしろ豊かさという意味では格差を広げてしまう部分もあります。

ただし、格差を気にする人は減るんじゃないでしょうか。

オマケ

あと10年で新しい経済がやってくる。正社員である必要がない未来とは? | ホウドウキョク

洪:
実力がない人は生きにくい世界になる?

佐藤:
その場合には既存の枠組みの中にいた方がいいと思います。

このようなインタビュー内容がありますが、年齢的に逃げ切りができない場合は枠組みの外に出るための行動をしたほうが良いと私は思います

(「既存の枠組みにいたらジリ貧ですよ」という意味合いが込められていると思います。)

最後に

ざっと現在思ったことを書いてみました。お金2.0の本も目にすることが多くなって気になってきたので現在注文中です。 また、お金2.0をTwitterでの検索やgoogle検索すると多くの人の意見が見れますので、興味がある人はぜひ調べてみてください。m( )m